誰にでも『気持ちがしんどい』と感じる時はありますよね。
そんな時は無理に出かけたり人と会ったりせず、静かに過ごすなど自分のペースで落ち着いて過ごすことがいいと言われています。
確かに、不調な時に賑やかな場所やペースを乱されてしまうような人と会うと、疲れが酷くなったり自己嫌悪に陥ることが多いかもしれません。
ただ、私の場合ですが、ゆっくりと過ごすことで余計に良くない事を考えたりネガティブ思考が加速したりして、鬱々とした気分が良くなることはあまりありません。
一方で、
『うつは忙しくして治せ』
と、どこかのお医者さんが言っているように、日々の忙しさに紛れることで良くなる人もいるようです。
もちろん無理をして予定を入れたり人と会うことを勧めているわけではありませんし、重度のうつ状態では難しい場合もあります。
しかし『しなくてはいけないこと』や『好きなことや興味のあること』を何となくしているうちに気持ちが紛れ、いつの間にかモヤモヤした気持ちがどこかへいってしまう。ということはよくあるようです。
結婚し専業主婦になったAさんは、時間にゆとりはあるものの、特にこれといった趣味もなく、次第に鬱々とした気分になっていってました。そんな時、夫の独立起業が決まり、新しい小さな事務所の準備を手伝うことになりました。
元々好きだった家具屋さんやインテリア雑貨の店へ夫と出かけ、素敵な事務所をイメージしながらレイアウトを考えたり準備をすることがかなり気分転換になったのです。
今ではその素敵な事務所のお掃除や書類整理などをお手伝いし、メリハリある生活をされ以前よりかなり気分も良くなったとのことでした。
また、パート勤務のBさんは更年期の症状からうつのような状態になり、毎日辛い日々を過ごしていました。一方で高齢の両親のことも気になり時々帰省しては部屋を片付けたり病院へ付き添ったり…。
介護まではいかないにしても、何かと「私がついてないと難しいのかな。」と思う事が多かったようです。
ここで頑張り過ぎてしまうのも良くはないのですが、Bさんは帰省するペースを無理なく設定し、”今月はキッチンの片付け” ”来月は携帯の機種変更のお手伝い‘’など、お願いされていることやした方がいいことなどをコツコツされ、娘として今できることをしてあげたいという小さな使命感を感じて生活されているとのことでした。
彼女たちはたまたまだったかもしれませんが、日々の暮らしの中で、ちょっとでも『好きな事』や『小さな使命感』のようなものを見つけることが、やりがいや充実感へとつながり、その時だけでも鬱々とした気分が少なくなるのではないでしょうか?
何も大きな使命感ややりがいを見つける必要はありません。
ちょっとでも『夢中になってしまうこと』や『誰かが助かってくれること』を見つけることで、辛いメンタル不調時を上手く乗り越えていいくことができるのではないでしょうか?

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