夫婦の距離感は人それぞれ、10組いたら10組ともその関係性もさまざま、これがいい‼︎ なんてものはありません。
お互いが心地のいい距離感、無理なくいられる関係というものがやはりポイントになってくるかと思います。
家庭によって様々だとは思いますが、親子やきょうだいなど、血がつながっていて、その関係性が強いほど、腹が立った時の憎しみも倍増、分かってほしい気持ちも強くなり、相手より自分の気持ちを優先させてしまうかもしれません。
長く一緒にいるからこそ「分かってもらって当たり前」なんて甘えもあったりして…。ただ、大喧嘩をしても案外許し合えるのも親子だったりきょうだいだったり。
あんなに酷いことを言われてもケロっと仲直り… なんてことも多いものです。(もちろんそうでない関係の場合もありますし、血がつながった家族だからこその礼儀は大切です)
さて、夫婦の場合はどうでしょうか…
1番近くにいて、1番協力し合わなければいけない夫婦が血のつながっていない全くの他人だなんて、よく考えたら不思議な感じもしますよね。
けれど、理解できない他人だからこそ相手の思いを想像し努力することができるのではないでしょうか?
またその関係こそが、改めて人間関係において話し合いをしたり相手を理解しようとコミュニケーションを大事にすることの大切さに気づかせてくれるように思います。
「親しき人にも礼儀あり」と、昔からよく言われていますが、身近で大切な人であればある程その相手に敬意を持ち、コミュニケーションを大切にしたいものです。
そしてずっといい関係でいたいからこそ日頃の細かいコミュニケーション(会話)がとても大事であり、これが夫婦関係が上手くいくポイントとなってくると思います。
「このくらい言わなくても分かってくれると思った。」
「いちいち言わなくても分かってほしい。」
このような気持ちもよく分かるのですが、面倒がらずにいちいち、わざわざ伝え合う夫婦の方が、やはりいい関係が保たれているようです。
そして少し距離があり、相手を冷静に客観的に見れるくらいの方が上手くいき、自分も自由でいられるように思います。
当然ですが夫婦とは言え他人ですし、長く連れ添っても人間最終的には必ず1人になります。
気持ちの上でも物理的にも、基本的には1人で判断し行動できるようになっておくことが理想ですよね。
まずは自立した1人の人間として自分の考えを持ち、その上でパートナーに気持ちを伝える。
そこで考えが同じであればいいですし、違えばすり合わせ、落とし所を見つける作業が必要です。この時にどちらか一方が納得いかないままが多かったり、そもそもすり合わせをしないで長い月日が過ぎてしまえばどうなるでしょうか?
やはりどんどんズレが出てきてしまい、ある時突然、
「やっぱりこの人無理‼︎」
「何を考えているか分からない」
などとなってしまうのではないでしょうか?
ちょっと面倒かもしれませんが、慣れてしまえばこまめにコミュニケーションを取ることは習慣になります。
また日頃から相手とよくコミュニケーションを取っていれば「何を考えてるか分からない」ということも少なくなります。
お礼や挨拶のように、日頃から気軽に気持ちを言葉にしてみましょう。
せっかく人間に生まれてきたのだから、言葉というコミュニケーションツールを上手く使わない手はないと思います。
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