「この子って、本当にかわいくないな…」
「こんなこと思ってしまって、私って母親失格かも」
毎日の子育ての中で、お子さんや自分に対してこんなことを思っているママからの相談は少なくありません。
自分の子どもをかわいくないと思ってしまっていることに罪悪感があり、誰にも言えず苦しんでいたり自己嫌悪になってしまっているママは多いのではないでしょうか?
そんなママ達へ伝えたいことは、
「そう思っても大丈夫」です。
母親だって人間ですし、自分の子どもだってしょせんは他人です。相性もあるし、ママがいくら努力したってかわいく思えないのですから仕方がありません。
人間の心の中はどんなことを思ったとしてもそれは自由です。そう思う自分をまずは認め、もし一時的にそう思うようであればその理由を冷静に探ってみて下さい。
・育児に疲れ過ぎているから
・仕事などが忙し過ぎて余裕がない
・夫が育児に協力してくれないから
・お子さんが非常に育てにくい気質である など
これらの理由などで、少しでも改善できそうであれば夫婦での話し合いや仕事の調節、専門機関への相談などを活用し、環境や状況を少しでも変えることをしてみてくださいね。
それでも改善しない場合や、こういった理由ではなく、やっぱり子どもをかわいいと思えない場合にどうしたらいいのか…?
まず、「かわいいと思わなくてはいけない」という気持ちを手放しましょう。
お子さんを「かわいい」と、思わなくても構いません。生まれてきたお子さんとはご縁があり、家族としてしばらくの間、同じチームで生活することを神様?が決めた仲間、この子から何かを学んだり気付かされたりする相手なのかな?そんなふうに考えてみるのも一つかもしれませんよ。
そして最低限の育児を淡々とこなして下さい。楽しんで育児ができたらベターですが、そう思えないのが現実です。ただしなくてはいけないことを仕事のように、毎日のタスクとして深く考えずにやってみて下さい。ママの心が苦しくなってしまわないように、自分の心を守ることも大切です。
そして、お子さんが自分のことがある程度できるようになったり成人してから、ママがやってみたいことや、今はできないけれどこの先したいことを考え、小さな目標を見つけておくこともいいことです。それを目標に、ちょっとだけ頑張ることができるかもしれません。
理想のママの姿、理想のお子さんとの関係に苦しめられているママはたくさんいて、真面目だったり責任感が強いママほど悩んでいる方が多いと思います。
かわいいと思えないお子さんに対して傷つくような言葉を言ったり育児をしないのはNGですが、お子さんが生活に困らない程度、それなりに育児ができていればまあいいか。と、考えてみて下さいね。
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