メンタル相談や女性相談、また子どもの教育相談の現場にも寄せられる
「消えてしまいたい」
「死んでしまいたい」
という思い。
そんなとても辛い思いを抱えながら、毎日何とかやり過ごし、生活されている人は決して少なくないように感じています。
発作のように「死にたい」と、切羽詰まった気持ちが急に高まる人もいれば、何となく常に「消えてしまいたい…」と、静かな闇のようなものを抱えていらっしゃる人もいます。
またその両方が入り混じる人など、症状や頻度、程度などは様々ですが、消えたい気持ちが波のように徐々に高まってピークになり、絶望感の強い辛さが一定時間続いた後、何かをきっかけに(きっかけが特になくても)徐々に少しずつ落ち着いていく… という場合も多いようです。
こういった方に相談員ができることは、特別なことではないかもしれませんが、ただ寄り添い、気持ちを聞き、今すぐにできそうなことを一緒に考えることです。
「誰かに話を聞いてもらう」「気持ちを吐き出す」ことで、少しだけ客観的になったり、今ここにいるのは1人ではない。と人間のぬくもりのようなものを感じていただいたり… 。
その時だけでも、少しだけでも、気持ちが変わる人をたくさん目の当たりにしてきました。
こういった気持ちが何度もあったり続いたりする人は、やはり病院など専門機関へぜひ行ってほしいのですが、夜中に急に襲われる不安、逃げられないような、その場から消えてしまいたい気持ちがとても強くなった時は、話を聞いてくれる誰かにすぐに話しをしてほしいです。
身近で大切な家族や恋人だからこそ「心配をかけたくない」と、遠慮していまい、1人でもがき苦しんでいる人もたくさんいます。
そうですよね。もしかして誰かに話せたら、こんなに苦しまないかもしれません。そもそも家族と縁がなかったり、恋人や親友がいない人だってたくさんいます。
そしてそんな人は、遠慮せずに自治体や民間がしている電話やチャットなどのsns相談などをぜひ利用してほしいと思います。
1番辛いピークを何とか乗り越え、医師の判断のもと症状にあったお薬や頓服を使うことで、かなり気持ちが落ち着いていく人もたくさんいます。
そこからは生活習慣の見直しやカウンセリングなどなど、少しずつ回復に向けての段階を踏んでいきますが、まずは1番辛い時、気持ちがピークになった時に話を聞いてもらえる人や場所、場合によっては AIだっていいかもしれません、少しだけ勇気がいりますが、どうか声に出して(文章で書いて)SOSを出してほしいと思います。
もし今この文章を読みながら、消えてしまいたい、死んでしまいたいと感じるほど辛い気持ちが強い場合は、一人で抱えず、誰かに話したり自治体などの相談窓口や支援機関につながってください。

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